プログラム

08 バイク・ハック
sy サイ(メディアアーティスト)
私たちが普段使用している自転車は、ただ目的地に辿り着くためだけの道具ではなく、外の世界の環境やその変化を感じ取る道具としての機能も持っています。ペダルを踏んで力が車輪に伝わり、路面の凸凹から生まれる振動は、車輪を通して身体に伝わります。そのとき、自転車は私たちの身体の感覚を延長し、まるで体の一部のように感じ取ることができます。そこで私は多様な感覚を得ることができる乗り物を作りたいと考えました。今回の展示では江戸時代に一時期作られた「新製陸舟奔車」を現代の技術で蘇らせます。この乗り物は、普段生活の中で乗っている自転車とは違い、自分の足で踏んだ分だけしか進みません。この乗り物を実際乗って、少し変わった身体の感覚を体験してみてください。

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sy サイ

漫画を学ぶために韓国から日本へ留学し、その後、日本のアニメ・CG会社で6年間勤務する。デザインと立体造形の技術を習得するために一時帰国し、SADI(サムスンデザイン学校)へ入学。現在はIAMASにて移動体芸術に関する研究を行い、表現としての乗り物の可能性を模索する。
2005年-2008年:東京コミュニケーションアート専門学校 プロマンガ家コース
2008年-2014年:アニメ、3DCG、映像業界にて勤務
2015年-2017年:SADI(サムスンデザイン学校)
現在:IAMAS (情報科学芸術大学院大学) 修士課程 1年