プログラム

03 ARアート・ピクニック
赤松正行+ARARTプロジェクト
携帯端末をかざすと目の前の絵画や彫刻が動き出すAR(拡張現実感)技術による展覧会。可愛いキャラクターが登場するスマイル・ワールドや、お伽噺のような世界が広がるレイヤー姫の物語など、思わず引き込まれる愉快な作品が一杯。動かないはずの絵が動き出し、カラフルな色彩があふれ、楽しい音楽が聞こえてきます。ふと気がつくと、空中に何かが浮かんでいるかもしれません。不思議な玉手箱のような展覧会をお楽しみください。

情報化社会の到来が叫ばれて数十年になりますが、今日では現実と情報が等しく扱われ、それは自然な感覚として根付きつつあります。テレビをタッチして何も起こらないことを不思議に思うように、拡張されない現実は見すぼらしい事象と思うかもしれません。一方で、情報によって現実が持つ力強さが再確認されることもあります。現実と情報がお互いを補い合い、お互いの魅力を高め合うことこそが、ARの真骨頂と言えそうです。
  • 作品
    • 「スマイル・ワールド」/大石暁規
    • 「レイヤー姫の夢」/Bakim
    • 「未確認浮遊物体」 /赤松正行
    • 「猫タッチ」/YiKyong Kim+綿貫 岳海+赤松正行

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赤松正行+ARARTプロジェクト

情報科学芸術大学院大学[IAMAS]の教員、在学生、卒業生を中心とする制作チームで、独自のモバイルAR(拡張現実感)システムであるARART(アラート)の開発と、そのシステムを用いた作品制作を行っている。ARARTでは、携帯端末をかざすことで、静止画であるはずの絵画や写真が命を吹き込まれたように動きだす。このような仕組みによって、愉快なアニメーションから思索的な表象まで、さまざま形式の表現を探求している。代表作に個展的な名作絵画の内面に迫る「マスターピース」シリーズ、循環的な時間の流れの中に人類の痕跡を描いた「ウロボロスのトーチ」などがある。国内外で30ヵ回以上の展覧会を行っており、「ARアート・ミュージアム」など作品点数数十点に及ぶ単独展も多い。App Storeから無償ダウンロードできるARARTアプリによって、一部の作品を鑑賞することもできる。http://arart.info